第 1 面 PRIORITY ①/トップ記事・大局
LEAD ─ オイルショック型リスクオフ
原油+15.5% 、日経−6.4% 中東発の火種 が世界を貫いた一週間
今週の値動きは、バラバラの事件ではなく一本の因果で説明できる。震源は中東。原油の急騰が「再インフレ」の連想を呼び、米長期・実質金利を押し上げ、割高だったAI・半導体株の位置を崩した。連鎖の終点が、日経の週間6.4%安である。
原油 WTI(週間)
+15.5%
71.41 → 82.49 ドル
日経225(週間)
−6.4%
68,558 → 64,141
VIX 恐怖指数
+24.9%
15.03 → 18.77
米10年 実質金利
2.35%
+4bp(2.31→2.35)
大局①:株安はいつ始まったのか ─ 日本
直近の1点だけでなく、短期(1〜2か月)・中期(3〜6か月)・長期(1〜3年)で「今どこにいるか」を見る。
日経225 短期(1〜2か月)|2026-05-24 〜 2026-07-17
▼ -3.3%
71,250
64,141
高値 71,250
64,141 2026-05 2026-06 2026-07 2026-07 6/19に71,250の高値。そこから約1か月で下落。
日経225 中期(3〜6か月)|2026-02-01 〜 2026-07-17
▲ +18.2%
71,250
53,123
高値 71,250
64,141 2026-02 2026-03 2026-05 2026-07 2月から+18%の上昇の後、高値づけて反落。
日経225 長期(1〜3年)|2024-07-21 〜 2026-07-17
▲ +70.3%
71,250
33,586
高値 71,250
64,141 2024-07 2025-03 2025-11 2026-07 2年で+70%の大相場。今回はその上昇の一部を戻した局面。
日本株は6月19日の71,250を高値 に、約1か月で64,141へ約10%下落した。だが中期・長期を見れば、これは2年で+70%上げた大相場の押し目 の範囲だ。トレンドが折れたと断ずるには、まだ歴史的高値圏にある。先週(7/13〜17)は、その1か月の下げで最も急な週だった。
大局②:米国のAI株はどうか
指数(ナスダック)と、損傷が集中したAI・半導体サブを分けて見る。
ナスダック総合 短期(1〜2か月)|2026-05-24 〜 2026-07-17
▼ -5.4%
26,973
25,298
高値 26,973
25,520 2026-05 2026-06 2026-07 2026-07 5月末が高値。もみ合いの後、先週に失速。
ナスダック総合 中期(3〜6か月)|2026-02-01 〜 2026-07-17
▲ +10.8%
26,973
20,948
高値 26,973
25,520 2026-02 2026-03 2026-05 2026-07 2月から+11%。高値圏でのもみ合いから反落。
ナスダック総合 長期(1〜3年)|2023-07-23 〜 2026-07-17
▲ +78.3%
26,518
12,643
高値 26,518
25,520 2023-07 2024-07 2025-07 2026-07 3年で+78%。AI相場が牽引した長期の上昇。
米国は「指数」と「AI・半導体サブ」で温度差がある。ナスダック総合は5月末を高値に高値圏でもみ合い、失速は直近1〜2週だ。一方、損傷が集中したのは半導体・AIのサブ集団で、先週SMH −8.9%、AI設備投資株 −6.8%、IPO株ETF −8.3% と大きく崩れた(崩壊リスク検証REPORT)。「米国株全体が数週間下げ続けた」のではなく、割高なAI・半導体だけが先週まとめて売られた 。日本株はそのAI・半導体比重が高く、指数ごと下げた。
■ 今週の因果 ─ 一本の連鎖でつながる
※ 起点は「事件」(地政学)、終点は「価格」(株安)。伝達路が実質金利 。原油→インフレ連想→金利→割高株の順で効いた。
主要株価指数 ─ 週間騰落率 2026/7/10終値 → 7/17終値(Money Flow Explorer 週次)。中央線がゼロ。
日本株の下げが突出。米大型株・小型株の下げは限定的で、「AI・半導体の重い日本指数」が集中的に売られた のが今週の特徴。
■ 日経225の一週間(日次はニュース報道値・週末終値のみ一次データ)
7/13 月
AI・半導体株安と中東情勢が重荷、反落
−1,315
7/14 火
後場に買い戻し、米CPI・ASML決算待ち
+500
7/15 水
ASML好決算で半導体株が急伸
+1,008
7/16 木
米半導体メモリー下落が波及、TSMC好決算でも売り
−1,916
7/17 金
半導体総崩れ、場中一時−4,100円超。終値64,141円
−2,694
※ 単位:円(前日比)。17日は−4.03%。16〜17日で約−4,610円(−6.7%)。週末終値のみ一次データ系列。
短期 ─ SHORT TERM
今週の急落は需給・ポジション調整 の色が濃い。積み上がったAI・半導体ロングの巻き戻しに、原油ショックが着火した「イベント型」。VIX急伸は短期反発余地も示す。
中長期 ─ MID / LONG TERM
日経は下げてもなお歴史的高値圏 。構造(指数の大型AI集中・実質金利の高止まり)は温存。集中銘柄が変調すれば指数全体を引きずる脆さを抱える。
第 2 面 PRIORITY ②/原油ショックの深層
OIL ─ 前号(7/4)の警告が的中した
「前借りした安心」が剥がれた空の緩衝材に、戦争再燃が重なって+15.5%
なぜ+15.5%か。答えは前号(OIL FLOW REPORT 7/4号)が予告していた。6月の暴落は「停戦の先回り織り込み」にすぎず、通航も在庫も非常時のまま。賭けは"停戦持続"一本 ── その安心が先週、綻んだ。
前号レビュー 7/4号
7/4号は何を警告していたか
前号の一枚要約はこうだ。「原油価格は平時へ(▲34.8%)、しかし物流は非常時(平時の1/3)のまま」 。WTIは週次高値$105.42(5/10)→$68.78(7/3) と7週間で暴落したが、その主因は6/17の米イラン覚書による「正常化の先回り織り込み」。戦争プレミアム$14〜18が一括で剥落しただけで、実態は動いていなかった 。
結論は「安心は前借り。緩衝材の残量が歴史的低水準のまま、賭けが"停戦の持続"一本に乗った状態」 。そして試金石は8月下旬 に来る、と名指ししていた。
原油はどう動いたか ─ 暴落から再急騰へ
短期チャートに「$68.78の安値→再急騰」のV字がはっきり出ている。
WTI原油 短期(1〜2か月)|2026-05-17 〜 2026-07-17
▼ -14.6%
96.60
68.78
高値 96.60 安値 68.78
82.49 2026-05 2026-06 2026-07 2026-07 6月末$68.78の安値(=前号の"安すぎる")→戦争再燃で$82.49へ再急騰。
WTI原油 中期(3〜6か月)|2026-02-01 〜 2026-07-17
▲ +29.8%
111.54
62.89
高値 111.54 安値 62.89
82.49 2026-02 2026-03 2026-05 2026-07 戦中$105高値→覚書で暴落→再燃で反発。ボラの激しい半年。
WTI原油 長期(1〜3年)|2025-07-20 〜 2026-07-17
▲ +28.2%
111.54
56.66
82.49 2025-07 2025-11 2026-03 2026-07 1年では+28%。地政学に振らされる相場。
今週、その"前借りした安心"が剥がれた。7月13日以降に米・イラン衝突が再燃し、WTIは週間+15.5%($71.41→$82.49) へ再急騰。前号が「センチメント主導で最良シナリオを先回りしている=織り込み過剰」と測った価格とフローの乖離が、逆回転 した。安値・楽観に傾いた地合いだったからこそ、巻き戻しは急だった。
なぜ跳ねやすいか
空の緩衝材 ── 在庫が薄い所へショックが来た
価格が跳ねやすい最大の理由は、前号が繰り返した「空の緩衝材」 。米SPRは約316百万バレル (7/10・報道値)まで細り、1983年以来の低水準。現行の取り崩しペース(▲7〜9/週)なら、8月末〜9月上旬に運用フロア250百万バレル (塩ドームの水理限界)へ到達する ── ユーザーが指摘した「2.5億バレルの境界線」だ。ここを割ると払い出し速度が落ち、価格抑制の弾薬が事実上尽きる。
たとえるなら ── 貯水池(在庫)が干上がりかけた所に、上流(中東)で事故が起きた状態。普段なら在庫取り崩しで吸収できるが、その在庫が乏しいと、同じショックでも価格は大きく跳ねる。
しかも需要は弱い 。前号によれば中国の総輸入は2→5月で約▲43% (過去最大級の落ち込み)、「買わない」が続く。つまり今回動いたのは需要ではなく、供給不安 × 痩せた在庫 。加えてSPRは将来補充(スワップ×1.25で2027年返還) が要り、中期の下支え要因になる。
時計 CALENDAR
8月に3つの期限が集中する ── ターゲットは8月下旬
③ SPR臨界
8月末〜9月上旬 250百万バレルの運用フロア
前号が名指しした「8月下旬」 に、停戦の期限・制裁の期限・在庫の臨界が重なる。先週の再急騰は、その本番前の予震と見るべきだ。一方、中期は「不足の2026 vs 過剰の2027」の断層があり(IEAは2027年に大幅供給過剰を予測)、停戦が再び持てば6月同様の急落もあり得る。地政学次第でボラの高い展開 が続く。
※ 出典整理:▲34.8%・通航1/3・SPR/在庫水準・8月の3期限・中国輸入▲43%・2027供給過剰・スワップ×1.25は当方 OIL FLOW REPORT(7/4号)およびその一次資料(EIA/IEA/Kpler等)。今週のWTI週末終値+15.5%(82.49ドル)は Money Flow Explorer 週次。先物日中値($81台)・SPR直近水準はニュース報道値。
■ なぜ株に効いたか 原油高そのものより、それが呼ぶ「再インフレ→米実質金利上昇(2.35%)」 が、割高なAI・半導体株の割引率を押し上げた。原油は「引き金」、伝達路は金利、着弾点が株。第1面の連鎖図に戻る。
第 3 面 PRIORITY ③/日本国債とGPIF
JGB & GPIF ─ 逆行高(利回り低下)の正体
日本国債だけ、逆に買われたGPIF思惑と株安が生んだ「ねじれ相場」
世界の株が崩れる裏で、日本国債は買われ(利回りは低下し)た。7月9日に一時2.9%と約30年ぶり高水準を付けた10年金利は、週末に2.7%台へ。ただし円は162円台へじり安。金利低下と円安が同居する、読み解きの難しい週だった。
日本10年金利は、どこから来てどこへ
今週の低下は「金利のある世界」への長い上昇トレンドの中の押し目。
日本10年金利 短期(1〜2か月)|2026-05-31 〜 2026-07-16
▲ +7bp
2.866%
2.611%
高値 2.866%
2.719% 2026-05 2026-06 2026-07 2026-07 7/9に一時2.9%(約30年ぶり高水準)→週末2.7%台へ低下。
日本10年金利 中期(3〜6か月)|2026-02-08 〜 2026-07-16
▲ +50bp
2.866%
2.105%
高値 2.866%
2.719% 2026-02 2026-04 2026-05 2026-07 この半年で約+0.5%pt上昇。上昇基調の中の今週の低下。
日本10年金利 長期(1〜3年)|2024-07-28 〜 2026-07-16
▲ +176bp
2.866%
0.806%
2.719% 2024-07 2025-03 2025-11 2026-07 2年で約3倍(0.96→2.72%)。「金利のある世界」への転換。
日本国債 ─ 年限別 週間変化(bp) 2026/7/9 → 7/16(Money Flow Explorer 週次)。すべて利回り低下=債券高。
低下幅は超長期(20〜40年)で最大。GPIFの買い観測は、年金が持ちやすい超長期債の需給を最も強く動かした 。10年は2.866→2.719%。
GPIF とは
GPIFの規模と「4分の1ずつ」の中身
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は公的年金の積立金を運用する「市場のクジラ」。運用資産は約250兆円 。2025年4月からの基本ポートフォリオは、ご認識の通り4資産に25%ずつ均等 だ。
国内債券
25% ≈ 62.5兆円JGB市場残高の約5%
+外国株式25%。各資産に「乖離許容幅」があり、国内債券は±7% 。=基本ポートフォリオを変えずとも、国内債券を25%→最大32%まで動かせる。
規模と影響 SCENARIO
もし国内債の比率が動いたら ── 規模と金利への効き方
片山財務相が7月10日、「GPIF等の年金に日本の金融資産へさらに投資してもらう方向で後押ししたい」と発言。国内債の買い増し観測が広がり、金利低下を促した(=「口先介入」との観測)。では規模感は?
許容幅の上限まで
25%→32%=最大 +17.5兆円 の買い余地(基本ポート変更不要)
25%→20%(逆方向)
約12兆円 の売却規模。市場機能に重大影響との試算も
ただし、専門家・当局はむしろ慎重。 上野厚労相は「現在の運用環境が基本ポートフォリオから大きく乖離しているとは考えていない」と早期見直しに慎重。野村證券は「"金融抑圧"の始まりだが、目先の影響は限定的」と整理する。実際の配分変更は未確認で、動くとしても段階的 の見通し。今週の金利低下は「確定した巨額買い」ではなく、思惑+強い20年債入札+株安リスクオフ の合わせ技と読むのが妥当だ。
※ 西村ルール:GPIFの実際のポートフォリオ変更は決定していない。兆円換算は「もし動けば」のシナリオ試算で確定値ではない。総資産・比率はGPIF/厚労省公表ベース、JGB市場比率(約5%)は第三者試算。
■ 円の「ねじれ」 ドル円は 162.39円 (週間+0.43%)へ小幅な円安。介入警戒レンジ(160〜164円)に接近しつつ、国内金利は低下。通常「金利低下=通貨安」だが、今週は「株安リスクオフの円買い」と「日米金利差の円売り」が綱引き し、小幅な円安に着地。ドル指数(DXY)も100.76と週間−0.19%で力強くはない。
短期 ─ SHORT TERM
今週の金利低下は官製・需給要因(GPIF観測・入札・リスクオフ) が主役。思惑が一巡すれば水準は振れやすい。
中長期 ─ MID / LONG TERM
10年2.7%台は依然「金利のある世界」の高水準圏 。財政拡張(骨太の方針)への懸念という上昇圧力は温存。今週の低下は上昇トレンド中の押し目。
第 4 面 PRIORITY ④/配管・FRB・横断
PLUMBING & FED
配管だけが静かに緊張し、FRBは7月見送りが本線
株・CRE・地銀など「見える資産価格」はむしろ改善した。にもかかわらず、金融システムの奥(ドル調達の配管)で静かな緊張が進んだ。まずその「配管」を、素人にも分かる言葉で解説する。
やさしく解説
「無担保ドル調達プレミアム」とは何か(18→29bp)
難しい名前だが中身はシンプル。これは「銀行が、担保なしで3か月ドルを借りるとき、"安全な金利"にどれだけ上乗せを求められるか」 という数字だ。
DCPF3M
銀行などが担保なし で3か月ドルを調達する金利(CPレート)
DFF
FRBの“安全な”翌日物金利 (実効FF金利)
差=プレミアム
29bp(0.29%) 安全金利より何%多く要求されるか
たとえるなら ── 「信用の良い人向けの基準金利」と、「担保なしで急いで現金が欲しい人に付く上乗せ金利」の差。この上乗せが広がるほど、お金の貸し手が相手(銀行)を警戒し始めている サイン。狭ければ安心、広がれば不安の芽。
今週この上乗せが18bp→29bp(+11bp) へ急上昇し、警戒ライン30bp まで残り1bpに迫った。担保付きの配管(レポ市場=SOFR−DFF)は−1bpで無風。つまり「担保付きは平穏、無担保ドルだけが締まった」 という限定的だが見逃せない兆候だ。
※ なぜ大事か:金融危機は「株価の下落」より先に、こうしたドル調達の配管の詰まり から始まることが多い。現時点は警戒直前で「未発火」。30bp超えが次週の最重点。
FRBの織り込み ─ FedWatch
CMEのFF金利先物から算出される、各会合での政策変更の確率。
CME FedWatch ─ 政策金利の織り込み
出典:CMEのFedWatchツール(7/17終値ベース、FRB金利動向 週次REPORTの値で作成)。据え置き/利上げの区分。細かな+25/+50bpの内訳はスナップショットで変動。
据え置き 利上げ(+25bp以上)
6月CPIは前年比3.5% (前月4.17%から鈍化)、コアCPI2.6% 、PPIも前月比マイナスと、物価データは短期利上げを正当化しにくい内容だった。このためFedWatch上、7月FOMCは据え置きが本線(利上げ約14%) 。ただし原油高・地政学が9月の再利上げ観測(利上げ58%)を残す。「近い利上げは後退、9月以降はまだ五分以上」。次の最重要イベントは8月12日の7月CPI 。
クロスアセット定点観測 ─ 週間 7/10→7/17終値(金利・独英中は7/9→7/16/7/5→7/12)。Money Flow Explorer 週次。
資産 水準 週間変化 読み
金 XAU/USD 安全資産 4,017.6 −2.5% 実質金利上昇・ドル底堅さが逆風
銀 貴金属 56.33 −6.4% リスクオフで金より大きく調整
銅 景気敏感 6.265 −0.3% ほぼ横ばい、産業金属は方向感薄
ビットコイン リスク資産 63,968 −0.3% 株急落の割に底堅く推移
ドル指数 DXY 為替 100.76 −0.19% 安全需要とインフレ鈍化が相殺
米10年金利 米金利 4.57% +3bp 原油高・再インフレ連想で上昇
米10年 実質金利 2.35% +4bp AI株バリュエーションに最も重い
独10年 欧州金利 3.12% +8.9bp 欧州金利は上昇(7/12時点)
英10年 4.96% +6.9bp 同上、上昇基調(7/12時点)
中国10年 1.73% ±0bp 横ばい、緩和的地合い継続
10年BEI 期待インフレ 2.24% ±0 期待インフレは現時点で安定
HY社債スプレッド 信用 2.71% +0.01 信用不安の価格化はまだ無し
金 XAU/USD 中期(3〜6か月)|2026-02-01 〜 2026-07-17
▼ -19.0%
5,278
4,018
高値 5,278
4,018 2026-02 2026-03 2026-05 2026-07 2月の高値から調整局面。今週も実質金利上昇とドルで軟調。
来週以降の注目カレンダー
7/21〜24
「骨太の方針」閣議決定 / 財政拡張懸念でJGB金利の上昇材料になり得る
7/28〜29
米FOMC / 据え置きが本線(FedWatch 利上げ約14%)
8/12(水)21:30 JST
米7月CPI / 9月利上げ確率58%を上下させる最重要イベント
8月中旬〜下旬
原油の3期限(覚書60日・制裁免除8/21・SPR臨界) / 前号が名指しした試金石